さてとまる

日々を綴る

世界で一番

今週のお題「いも」

今年はまだ安納芋を食べていないな、と気がついた。さつまいもはあまり好きではないけど、これは別。甘さと柔らかさが別次元。この種芋は日本の宝だと思うので、あまおうとかシャインマスカットとか、日本人が何年もかけて丹精したにも関わらず、奪われてしまった果物と同じ運命をたどらないよう願っています。
多くの「一番」を失ってしまった日本だけど、言ったように、斜陽であるはずの農業の世界で、人も羨むヒットが多い。だが、ひとつのヒットを生むまでには10年単位の時間と、各地の農業試験場や生産者さんの手間がかかっている。横取りされるのを黙って見ているにはあまりにも腹立たしい。もう終わったよね、って言われながらもスマッシュヒットを出し続ける、そんなアイドルさんを応援する気持ち。頑張って!

じゃがいもでは、生芋ではなく、マックフライポテトが生涯の友のような気がする。すごい悪者が世界のすべてのマックフライポテトを消し去ったら?マックフライポテト前、とかマックフライポテト後とか歴史の1ページに記されると思うよ。みんな泣きますよ。そして子孫に語り継いでしまう。昔、マックフライポテトという奇跡のような食べ物があってだな……そして少年は旅に出る、壮大なサーガの始まり……

それくらいの価値が私の中にはある。ずっと子供の頃から食べているからなあ。もはやお母さんの味に近い。

以上、お芋のお話でした。