さてとまる

日々を綴る

好きなこと

貝のかきが苦手だ。
と、いっても嫌いなわけではなく、むしろ食べ物としては好きなものなのだが、アレルギーがあるらしく、すぐお腹をこわす。

だから食べてみたいな、永浦水産のかき。

今日も「おかえりモネ」を見た。後半しか見られなかったので、再放送も見ると思う。

なんとお父さんが銀行を辞めて、家業を継ぐという。
お父さん、多分、私よりちょっと若いくらいかなあ。
さんざん、お父さんのお父さんから言われて試される。その年でかき棚を歩けるのか?馬鹿にするな。

お父さんの決意は、多分、いろいろなものを今まで黙って見てきたことによるのではないか。
もちろんその中には、みーちゃんのことも入っていると思う。お父さんが漁業を継ぐことで、みーちゃんの可能性が広がった。お父さんてこういうもの。黙ってても要所要所はちゃんと見ている。

好きなことをしなさい、とお母さんがモネとみーちゃんに言ったけど、ほんとに「好きなこと」は強い。好きなことを仕事にしたら、大抵のことは乗り越えられる。それはちょっと言い過ぎかもだけど、自分に言い訳しなくなりますよ。自分で選んだんだからって。そして、多分これからの時代は、いやいや働いている人が淘汰されていく時代だから、若い人は好きを仕事にするなら早くはじめたほうがいいと思う。

そういえば、今、思い出したが、昔、岡村靖幸様がこんなこと言ってた気がする。
「何になりたいかはっきり決まっていた訳じゃなくて、好きなことを仕事にできたら何でも良かった。その中から一番可能性の低いものから試していこうと思って。だめになってもまだ若いしやり直しできるから。それで東京のレコード会社にデモテープを送ったら、東京に来ませんか、と返事が来た」
私、この記事を見たとき、岡村ちゃん、めっさ頭いいなあ、と思ったのを覚えている。優先順位がついてるもん。天才は10代にしてこれなのね。

さておき、お父さんはきっと苦労するだろうけど、かき棚手伝っていたお母さんもいるし、おじいちゃんもまだ生きているし、大丈夫ではないだろうか。先生と一緒にやってくれる人がいれば。退職してから農業する人も増えたりしているし。

永浦水産でなくても、これからの時期、かきがおいしくなる季節なので、お薬片手に、私もトライしてみます。