さてとまる

日々を綴る

ちむどんどん

見ている。

夜の再放送がなくなってしまったので、土曜日にまとめてみるか、夜、調子のいいときはNHKオンデマンドで。画面が小さいのがなんだけど。でも私みたいに課金してまで見る人も増えていると思う。前田会長はさすが、もと銀行屋さんですなー。けど、いいコンテンツにお金を払うのは当たり前のことなのでいいと思う。

さて。ついに暢子ちゃんが上京してきて、東京編が始まったわけだが。

今日、鶴見の居酒屋「あまゆ」で工場に勤める沖縄出身の工員さんたちが組合のことで喧嘩しているのを見てちょっと泣いた。

「出稼ぎ」、という言葉がもはや死語となっている今の視点で見るとそれはただの喧嘩な訳だが、

背景には、沖縄が日本で唯一地上戦地となったにも関わらず、戦後26年間もアメリカに占領され続け、高度成長の恩恵に預かることもできず放置されていた現実がある。それゆえに基幹産業が育たず、やむにやまれず、右も左もわからず仕事のある本土にやって来るが、沖縄の憂いを高度成長に湧く本土の人は知るよしもない。表には現れてこないのは、沖縄の人の争いを好まない、おおらかな気性もあると思うけれども、多分、複雑な思いを抱えていたと推察する。

数年前、会社の後輩に沖縄の子がいたけれど、とてもスマートに振る舞いつつも、いつもどこか心を許していない風情があった。東京以外からふるさとをあとにしてくるひとなら、多分皆さんそうではないかと思うのだが、沖縄の人はさらに過酷な歴史を背負っているからなのか、と思っていた。

「ちむどんどん」はリアリティーのないおとぎ話だと言う方々もいるけど(仲間由紀恵さんがきれいすぎる、とか。まあそれは女優さんなので当たり前)、つらく困難な人生を歩んでいる人に、あなたは面と向かって、つらく困難な人生を歩んでいますね、といえるのか。私には無理だわ。

おとぎ話でいいではないか。これは沖縄の若草物語と思う。にーにーはいるけど。お父さんをなくして、でもめげずくじけず美しく生きていく、そんな女の子たちの物語になるといいなあ。主題歌もとてもいいしね(「大丈夫」ってとこでいつもジワッと来てしまう)。

以上。今日もまとまりのない文章ですみません。