さてとまる

日々を綴る

お出かけ

先週末は珍しくお出かけが続き、何だか慌ただしかった。

土曜日は日比谷の三菱一号館でやっている「シャネル展」を見に行った。

三菱一号館は丸の内にあるレンガ造りの豪奢な洋館の美術館。周りはブリックスクエアというお洒落なエリアになっていて、素敵なレストランやカフェもある。でも土曜で混んでいたな。

「シャネル展」の感想はというと、やっぱり、仕事は杖、ということかなあ。20世紀の初頭に、孤児でなんにも持っていなかった女の子が手に職を、とお針子になり帽子屋を開き、時代を読んで有名なクチュリエになった。恋もいっぱいして、有名にもなったけど、やはり最初から最後まで職人なんですよ。それもすごく厳格な。新しいものを生み出すためにはそれを裏付ける確かな技術がいるものだけど、アイデアと技術がしっかりと結び付いて、あのシャネルスーツが誕生したのだと、月並みな言い方で恐縮だが、そう思いました。それで孤児だったから、苦労もしただろうけどしがらみがなく、発想が自由だった。ジュエリーも普通の人なら本物にこだわるところ、本物じゃないものの美しさを見つけてしまう。小石の美しさをわかってた人じゃないかな。

服も可愛いんですよ。すごい怖い顔して作っているのに。自分が持ってる可愛いもの、綺麗なものをとにかくたくさんの人に知って欲しかった。で、仕事は生きるための杖。そして一番の友だちではなかったかと。そんなことを考えた(カンブリア宮殿風)。

その後、子供のリクエストで「ブレット・トレイン」を見に行き、修羅場でとんちんかんなことを言ったりやったりしているブラッド・ピットに大笑い。血飛沫が娯楽という大変な映画だったけど、まあ面白かった(キョートが破壊され、そのまま去っていくのには多少の抵抗があったけど、子供に言ったら、「でも面白かったからいいんじゃない?」と言われたわ。ジェネレーションギャップとはこの事か)。

で、翌日はお彼岸のため墓参りに行き、はっきりしない天気にモーレツにストレスを感じて、連休最後の日は「さかなのこ」。

いい映画でした。悪い人が出てこないというのが大変良かった。のんちゃんはちょっとスケールの違う女優さんだな。

 

あー、忙しかった。でも充実してたか。

 

以上。