今週のお題「メモ」
もう、なんだか、バカヤローだな。
そういやうちの祖母が年を取り、忘れっぽくなった頃、「もうほんとにこんなに馬鹿になっちゃって」と嘆いていたのを思い出した。
こういうのを、老人力がつく、と言うのだろうか。
私は自分に必要なことしか昔から覚えておらず、忘れると言うことがなかったのだが、最近は…忘れる。特にスケジュールと人の名前がやばい。で、このふたつを忘れるというのは、直接社会生活からの抹殺を意味するので、そこで登場ですよ。メモ。
別にメモならなんでもよかろうに、まあ、買いに行くんですよ。ロフトとかに。
で、そこで日本文化の新たなる洗礼を受ける。
えーっとなんだっけ、ほら、ロールストランドじゃなくて、あの、ドイツのさー、あー、あっそうそうロルバーンだ?
ロルバーンのメモ帳、なんですかあれは。日本人の、なんでもかわいくしてしまうファンシーな魂(ソウル)。もはや「カワイイ」は老若男女問わずDNAに組み込まれているのだね。
(そういや、かつてかわいい布地を使ってマスク作ったりしていたな。アレはそのうちひっそりとだけど世界的なムーブメントになって、ハイブランドでさえ真似する始末。悲惨なコロナ下において、数少ない良い思い出だ。)
さて。
本家本元のロルバーンはオレンジの表紙の使い勝手のみを追求したようなそっけなさ(中身で勝負!)なわけだけど、これがなー、日本に入ってくると、
「性能のいいものがかわいくてはいけないと誰が言った?」
という百花繚乱っぷり。
楽しいからいいんだけど。何て言うかなー。
まあいいか。
こんな世界に、小さな彩りを。