さてとまる

日々を綴る

本屋さん

今週のお題「本屋さん」

本のセレクトが、本を求める人の斜め上を行っていないと、魅力的な本屋さんにはならないと思う。と、何を突然にだが、あんな本もある、こんな本もある、という世界観をお客様に提示できないと、お客として楽しくもなんともなくないですか?何のために本を読んでいるのか。

広くてでかい書架のある本屋さんもいいっちゃいいが、別に広さがあればいいってものでもない。いい本屋さんて多分だけど、本ってどういうものかちゃんとわかってる人がいるところ。本は読むもの。その人の時間を奪って別のところへ連れて行くもの。だから忙しかったら読めないじゃん。でもそれでも読み始めたら止まらなくなるようなそんな経験のある人が、そんな経験させるものを世に問う場所。ワクワクするではないですか。

今も未だあるけど、そして最近は全然行ってないけど、私の初めてのワクワク本屋は丸善お茶の水店だったな。周りに大学がいっぱいあったからか、限られたスペースにそれこそありとあらゆるジャンルの本が詰め込まれていて、なんだか眩しかった記憶。

あ、それと新書とちくま文庫の品ぞろえが良い本屋は、いい本屋。

これは経験ですけど。

ちくま文庫、まだあるのかしら。