という小さな町に、家族で住んでいた。父と近くの丘の上にある神社(だったかなー)に一緒によく遊びに行った。あずまやかあって、そこに二人で座って丘の上から町を見た。海も見えたかも。
父にとっての問題は帰宅時で、家に帰る道は二つある。子どもの私は必ず、アイスクリームの売っている売店のある方で帰ろうとする。アイスクリームがあるからね。二叉路のところで父の裾を引っ張って、こっちこっちと言ってた気がする。父は私が困る顔を見たかったのかな。わざと違う方へ行こうとした。すねたのを覚えている。
それが一番古い記憶かなあ。写真もあるぞ。
父も母ももういなくなってしまったが、あの古江の、お向かいのおばさんがかわいがってくれたこと、卵屋のおじさんにもらったいちじくのこと(それでいちじくが好きになったのだよ)を忘れたことはない。楽しくていい思い出です。