これは長くてうっとおしい備忘録なので、面白さをお求めの場合はスキップしてください。
佐藤健さんの新しいドラマが韓国ドラマの翻案ということで、予習を兼ねて「私の夫と結婚して」というドラマを見た。相変わらずパク·ミニョンさんが素晴らしく、ちょっと岡田将生さん似の俳優さんが出ていて(この神々しい役を佐藤さんが演るらしい·····)、軽い予習のつもりがガンガン引き込まれてしまい、ふと気づいたら朝になっていた。韓国ドラマ恐るべし。
このドラマの中に、上にへつらい、下に手厳しいパワハラの化身みたいなおっさん課長が出てくるのだが(後に改心してひょっとしていい人?みたいになるが)、今の日本のありようって、この人みたいだなあ、とふと思った。
永野芽郁ちゃんがちょっと田中圭さんと仲が良いと言って、不倫を疑ったり、って、ひょっとして田中圭になりたいとか思ってません?永野芽郁ちゃんと手をつなぐのは、田中圭ではなくオレ。アイドルさんへの八つ当たりも、ホントだったら、女にキャーキャー言われて、豪勢な生活をするのは実はオレ。そういうおじさんのファンタジーがこの世界をパワハラしてるんですよ。そのくせ渋い俳優さんとか映画監督さんとか政治家さん、社長さんなどに不祥事が発覚しても、なぜか沈黙。
このコンプライアンス重視の世の中に、この頑なさ。と、いうか、世の中がその方面に好ましくすすんでいけばいくほど、「オレ」は絶対に変わらないという敵ながらあっぱれな信念。永遠に変わらないよね。しかも増えているような気がする。団塊の年代の人がSNSなどに増えているからか?もし、そうなんだったら、いま、まさにアメリカが弱体化して、もう安保で日本は守らないよ、と言っている最中、60年安保で戦った人々が聞いたら泣いて喜ぶのでは?もし時間があるのであればら我々、過去を知らないものにわかりやすくSNSなどで日本のこれからを語っていただければと、皮肉ではなくそう思う。だって過去と今を生きている人は年老いた人しかいない。
しかし、永野芽郁ちゃんもだが、こと田中圭に関してはあまり叩かれるのを見たくない。田中圭のファン?いやいや違いますよ。前髪一つで全くの別人になってしまうこの稀有な才能が、こんな嘘か本当か分からないようなことで消えてしまうのは惜しいと思うだけだ。あんまりエースをイジらないで欲しい。
今の若い人は賢くて、おじさんのファンタジーは百も承知だから、おじさんはパワハラしているつもりで実は手のひらで転がされていることに気がついたほうがいいのではないかなあ。彼らは穏やかだけど決して忘れないから、これから10年20年先が怖いですよ。だからこそ、今こそ、大人の余裕を見せる必要があるんじゃないでしょうか。まあまあ、それは。みたいな。
しかし、どなたかは知りませんが、偽の死亡記事までだしてしまうのって、もうなんというか。面白半分と承認欲求にまみれてどうにかなってしまっているのでは?
そういや先日こんな本を読みましたよ。大阪大学でも研究しているらしい。
昨今、日本の衰退が叫ばれているけども、これが理由の一つだったら、あまりにも寂しいですよね。
