子供が家の近くの映画館で「アマデウス」を観てきたらしい。
「すごい良かった」
と言っていた。私もあの映画、実は大好きで3回見た。モーツァルトがおバカさんで可愛いんだよね。
モーツァルトもそうだけど、今、私たちが「クラシック」といっている音楽は、当時、最先端のヒット曲。それが手を変え品を変え人を変え、何百年も生き残っているのだから、それだけの大きな魅力があるのだろう。
人を変え、って書いたけど、一つの曲に、奏でる人の解釈が加わり、時代によって姿を変えても、原曲が負けないのは演者さんの理解とリスペクトがあるからだと思う。どうやってこの曲を、自分の力でさらに素晴らしくできるか。それが大きな挑戦なのだが。
で、何を言いたかったかというと、藤井風のカバーに対する姿勢って、クラシックの演者のそれかもなー、と思ったのだ。藤井さんが好きだという曲をカバーしている曲に「Weak」と言うのがあって、先週の「8ジャム」を見て興味が湧き、聞いてみたところ、これがすごい良い仕事でびっくりした。
なんかすごいな、藤井風。長生きして出会えて良かったと思う。1年くらいはどんなに辛くてもこの曲を聞いて乗り切れそう。
そういえば、前に書いたPENTHOUSEのキーボーディスト、かてぃんさんは角野隼斗というクラシック奏者でもあってこの方のお仕事も素晴らしい。
ピアニカも弾いちゃうんだが。
藤井さんも角野さんも、聞いてて思うのは、きちんと緊張しているということ。
これをなんとかして自分の力で新しく命を吹き込むぞ、という気概を感じるのよね。
そこがやっぱり、小さな頃から音楽に接して、伝統的なスタイルで学んできた人たちの特徴だと思う。
いやいや、もういい加減な気持ちや技術で歌とか歌えないよね。
音楽は楽しむものだけど、作る人たちはやっぱりすごいなあ。