さてとまる

日々を綴る

麒麟が

麒麟が来る」最終話を見ました。

これって、これって、日本人の女子なら大抵が好きな、端正な二番手の話だったのだな。

今ならなんなのだろう?古くは三国志だったら諸葛亮孔明花より男子だったら花沢類?ふっと笑ったその横顔に宿る真摯であるがゆえの哀愁。おじさん枠の大河だから、女子の食い付きが悪いのだろうか。でも、私は知っているぞ。おじさんの目もハートになっていることを。「サライ」のWEBでも大絶賛。

でもどうして裏切り者の光秀を題材にしようと思ったのか。三日天下とか言われて、日本人にはあまり人気のない題材だったはず。だが、一方で自分の領民の評判はすこぶる良く、人望もあり、徳に厚く、そんな人物がなぜ主君を討ったのか。

光秀と信長のブロマンスに、心震えましたよ。
そりゃ「是非に及ばず」と言うよね。いいも悪いもない。あいつが俺を討つと言うなら。信長様の、光秀への深い信頼と失望の有り様が、また、愛する主君を討たざるを得なかった光秀の悲しみが、もう胸に迫ってなあ。欲を言えば、ここはもっとじっくり見たいところだったわ。だけど、コロナの影響下にも拘らず、これだけのものを見せていただけて。

大河に出てくる役者さんも、今となってはみんな年下だけど、長谷川博己さん始め、皆さん、重厚な演技でほんとに素晴らしかったです。

大河はなんだかんだ言っても、やっぱりすごい。