この間、電車の窓が割と大きく開いていて、その風下に座ってしまい、朝から強風にあおられ、風邪をひきそうになった。全く伏兵はどこに潜んでいるかわからない。
緊急事態宣言が出ているけど、私の乗っている電車はいつも通り混んでいる。雑誌とかネットに出ている優雅なおこもり生活って、どこにあるのかなー。
私の仕事は人にお金を払う仕事で、会社に行かないとできない部分が多い。こんなことになってようやく、若い頃に同僚が金目の仕事を巧みに避けていたことの理由がわかった。
この間、夜買い物に行ったとき、この夜気がすがすがしいな、と思っていたらマスクを忘れていた。マスクをしないで呼吸することのありがたさ。だけど、これが普通では？ただでさえ空気の悪い室内で、マスクをしていると酸欠になりそう。私の酸素を返してほしい。
大きな会社が都心の自社ビルを売る、というニュースを聞いて、確かにもう都心に威容を誇るビルの時代でもないと思う。直線と羽目殺しの窓のバウハウスの時代は終わったのではないだろうか。これからのカッコいいライフスタイルは、家で優雅に仕事して、仕事以外の時間も地元で充実、のようなものではないかと思う。自社ビルを売って新たなビジネススタイルを構築するのだろうな。危機をチャンスに。それらの企業がそれぞれトレンドの先端を走っているところなのが興味深い。
仕事以外で地元で充実、となれば、郊外だったら地産地消の素敵なレストランが出来るとか、小さいけどお洒落なお店が出来るとか。この間テレビを見ていたら、茅ヶ崎の蔵元さんが地元の由緒ある建物を引き継いで、マルシェや素敵なレストランにしているのを見た。このご時世だというのに、レストランは常に予約でいっぱいとのこと。是非行ってみたい、と思っていたところだった。この蔵元さんはおいしいビールも作っている。湘南ゴールデンエール。フルーティーで爽やかですよね。いや、しかしさすが湘南。素敵なライフスタイルでは三歩くらい先を行ってるなあ。
やたら混んでいる電車にのって、昼間から蛍光灯の下で仕事する。電力だって無駄使い。だけどコロナ禍で無駄なものは淘汰されて行くんでしょう。終電が早まったり。電車がなければたくさん残業はできないし。いろいろ見直すチャンスがたくさん。それが唯一良いところではないだろうか。
多分、私の仕事は変わらないと思うけど。チッ。
[ご参考]
