さてとまる

日々を綴る

見逃せません

「おかえりモネ」。見逃すのが残念で、お昼ごはんを食べながら社食でも見ている。
何がそんなにいいのかというと、心に傷を追った女の子の再生の物語だから。地味という評判もあるけれど、そもそも人の人生はそんなに上がり下がりの激しいものではないのではないだろうか。
描かれているのは震災後の世界だが、寄り添いながらも震災をできるだけ冷静に見て、感情的になることを極力避けているように見える。なぜなら、よくある日常を淡々と、が震災を描く上で最も難しいことだから。そう思われる。
ヒロインのモネに華やかさがない、と言われるが、それも当然だ。モネは普通の女の子だから。ちょっともっさいところもすごくリアルだ。東北の人のおおらかさを感じる。
と、いうわけでとてもよくできているので見逃せない。
それと、特筆すべきは、モネの妹の未知ちゃん。ほんとに久しぶりに、日本のドラマでこんなに影のある女の子を見た。この子が震災の苦労を一人で背負っている。どんどん遠くに行ってしまう姉の背中を、ここにとどまることしかできない(と、自分で思っている)自分の臆病さを悲しい思いで見つめている。優しいりょーちんが故郷思いのあなたの良さを早くわかってくれるといいなあ。もっとアピールしよう。切望しています。


#おかえりモネ#がんばれ未知ちゃん