さてとまる

日々を綴る

疲れて見上げる

今週のお題「お花見」

3月は残業が多かった。毎晩、11時過ぎに人気のない道をとぼとぼと帰る。職場は高齢の女性が多く、ちょっと疲れる。仕事は金目の(勘定の方)仕事で、とてもシビアだ。

靴がゆるくてカタカタ鳴る。

「あーもーつかれた」

回りに誰もいなくてよかった。深夜のいいところ。

「あー」

花が咲いている。桜かあ。

「経る時」って曲思い出すな。薄紅の砂時計の底になる、って歌詞を、この時期、この花の下に来るといつも思い出す。

小学校のところに咲いている、なんてことない桜だけど、今だけはとてもきれいだなあ。

いつもじゃないところが、またよかったり。