さてとまる

日々を綴る

全然小さくないけど

今週のお題「小さい春みつけた」

寒くても雪が降っても、ちょっと風の匂いが違うと思うのは花のせいだな。花が咲いているから、花の匂いがするのだ、沈丁花とか、梅とか。知らないうちに咲いている。

桜はまあ別として、春の花はなんだかつつましいかんじがあるけど、と書いて思い出したのは福島の春。出張で東北本線に乗らねばならないところ、郡山で思い切り間違えて、磐越西線に乗ってしまい、磐梯熱海の駅で降りて急いでタクシーに乗った。

空の色は青いんだがなんだか独特の深い水色で、太陽の光はオレンジが濃い。そんな中で、もうまるで、爛れるように咲くすごい椿の樹を見た。ゴッホが福島にいたら描くよね。そういう感じ。東北の春は花が待ってましたとばかりに一気に咲く、ときいたことがあったけど、本当だな、と思った。

全然小さい春でなくてすみません。

でもとてもゴージャスでよかったよ。