さてとまる

日々を綴る

ゆとり世代

いやいや、ゆとり、いいじゃないか。オリンピックのジャンプ混合を見てそう思った。一人失格でも諦めず、他の三人が頑張って空気を変える。落ち込んだ一人も立ち直って、いいジャンプを披露した。入賞は、ご褒美みたいなものだ。弱肉強食バブル世代の私から見たら、みんな自分をしっかり持っていて、その上、人を思いやる優しさがある。

ゆとり世代のお子さんを持っている職場の先輩が
「ほんとに欲がなくて優しいのよね」
と言っていた。衣食住足りて礼節を知る、って感じですよねー。と返してみたが、ゆとり世代の辿って来た道は決して平坦ではなかったはず。
いろいろな意味で、目を閉じ、耳を塞ぐ経験をどこかでしてきたからこそ、もう、そういうのはいやなんだという、確固たる意識があるように思える。
静かで優しいけど、嫌なものは嫌だとちゃんと言える。
日本の財産じゃないですか?