さてとまる

日々を綴る

合理化

子供が3人いたら大学の学費が無料になる、という。

子供が3人いたら、大学で勉強するための学費の給付奨学金の獲得に有利である、じゃダメなのだろうか。

猫も杓子も大学に行くことが大事であるとはあんまり思えない。

この間、家を直したのだが、大工さんが言っていた。いま、もう塗装でも一から壁を塗るような技術がない。なぜかと言うと大工不足で、家は建てるものではなくて組み立てるものになったから。

それはそれで便利で良いと思うが、人材がいれば技術は継承されるのにな、と思う。

少子化の対策がいろいろされているけど、個人的には、こんなにザルでいいのかなあ、と思う。上にも書いたけど、給付型奨学金の条件に家庭の事情を入れたらいいのではないかと思う。成績もちゃんと見る。馬鹿を国民の税金で学ばせる余裕なんてないと思うから。必要なのはエリートですよ、次の世を背負って立つ。家の事情で優秀なのに大学に行けない子だけに集中して投資する。そうでなければ国が滅びるよ。

大工とか庭師とか職人さんの世界は、若いうちに見習いではいって、修行して、一人前になった方がいい。職業教育って芸事と同じで感覚が大切だから、早い方が良いと思うのだが、いま、何て言うのかなあ、合理化、合理化って掛け声だけは勇ましく、日本人あんまり一生懸命仕事しなくなったんじゃないかと思う。

人生においても、厳しい修行に耐えるより合理化でなんとなく大学に行った方が良さそう。子供なんて生んで育てるのは博打だから、合理化で生まない方が良さそう。違ってるって言うなら証明してみろ。

書いているうちに「合理化」が悪いんじゃないかと、そんな気がしてきました。子育ても手仕事も確かに全然合理的ではないものね。だからといって手間がかかるからばらまきでいいじゃん、という無駄遣いには断固として反対だが。人のお金を預かっているのだから、大盤振る舞いは許されません。

 

 

久しぶりに聞いてなんか胸に来たので貼りますね。

 


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