さてとまる

日々を綴る

家にある、が。

パスタが好きだから、お気に入りのパスタソースを冷凍通販で買ってある。

外出して夕飯時にパスタ屋さんを見つける。入りかけるけど、思い出す。

あ、うちに、あのパスタソースがあるな。

外で食べるより安く、値段もそこそこ。しかもリラックスして食べられる。外食産業のライバルって、家でもおいしく食べられる宅配全体なのではないかなあ。もう余程の価値がなければ、この物価高もあるし、私は入口でUターンすることしばしばです。

おうちレストランという言葉があるけど、まさにそれ。レストランがおうちに来てしまう。改良に改良を重ねてしまう日本人故、この間こうだったのに、良くなってる?みたいなことも。

食べることに関心がなければ、外食しなくても一生生きていけそう。

ですが、お店には家にはないものがある。味と構えと雰囲気。それぞれの個性があり、なんだろうな、自分では予想もつかないワクワクと言うか、もののみかたというか。それに、ここが大きいところだが、プロにつくってもらったものは当たり前だけど全てがそろっている。供される温度、味付け、サービスなどなど。外食は少し敷居が高いもの。それくらいでちょうどいい気がする。

いつもは家でゆっくり食べて、ちょっとおしゃれして外へ食べに行く。たまの贅沢。だんだんそういう世界になっていくのではなかろうか。