さてとまる

日々を綴る

つれづれノート

今週のお題「最近読んでるもの」

銀色夏生さんのつれづれノート44巻が出たので読んでいる。

これはもう生活大河だなぁ。銀色さんと言えばとても著名な詩人だけど、すごくシンプルで飾り気のない、淡々とした日常が綴られている。ヘタウマ?なイラストもだんだんいい感じに。

継続は力なり、とはよく言うけど、それをきちんとわかっている人って、多分あまりいないのではないか。継続の力というのは、ゼロを1にする力なんですよ。目にも入らなかったものが目に入って、なんとなく毎日見てるうちに、ああこんなことをやってるんだな、とかこんなことを言いたかったんだな、とか、ちょっとずつ変化が見えるようになるとその人とかものとかに深ーい興味がわいてくる。

 

このつれづれノートも銀色さんの何十年にもわたる人生の記録で、もはや私にとっては生きる楽しみのひとつなんだけど、私、銀色さんの魅力は、自分の気持ちを世間に合わせるようにはしないというところだと思っている。小さいお子さんが自分とはあんまり合わないとか、子育てする上ですごく共感して救われた。この「つれづれ」を通して、自分とちゃんと向き合って幸せに生きる方法とは何かを、ちょっとオーバーだけど、学んでいます。

(なんかカタくなっちゃったけど、すごくかわいい本でもあるんです。それがずっと読んでるほんとの理由かも)